興玉神石の事

立石を距ること六町なる東北海中に霊岩あり、興玉石(おきたまいし)、
又御膳岩(ごぜんいは)と称す大(おほき)さ東西二町、南北一町
周回八町、高二丈三尺を有する楕円形の平岩にして、
其の内三ヶ所に岩柱立てり。
往古此の神石(しんせき)露出せしも、数回の海嘯(つなみ)ありし以来水面に現はれず
今は暗礁となりて海中に没し、大干潮時に之を拝するを得ることさへ
稀なるに至れり。
然して伊勢湾内航海の舟人(ふなんど)は澳霊(おきたま)と崇敬して
深く畏信(ゐしん)し、又伊勢海二見浦の守護神座(しょうごしんざ)として
弘く世の崇拝する所となれり。


考察

*興玉石の概要

立石から六町・・・6×約109m 海岸から約654m沖にある
大きさ
東西二町・・・2×約109m 約218m
南北一町・・・1×約109m 約109m
周囲八町・・・8×約109m 約854m
高さ
二丈三尺・・・二十三尺×0.33m 約7.56m


これは、すごく大きいですよ!
小さな学校の運動場ぐらいありますよ。


今は藻刈神事で藻鹽草を採取するのがこのあたりだということ。

でも古代にこんなにデカイ楕円形の平岩が二見浦にあったなんて想像できない。
小さな島ですよ。
現在の姿は、神様だから教えてもらえないのかな。どうなっているんだろうか?